デブスな小学生
小学生の頃、私の同級生の子は細い子が多くて標準より少し太っていた私はよく悪口を言われていました。
「ブス」「デブ」
面と向かって何度も言われました。
それだけじゃなく、仲良しだと思ってた友達にも
「ゆりちゃんって服ダサいよね(笑)」
なんてバカにされることも多かったです。
悔しくてダイエットを始めて、服もファッション雑誌読んで勉強して、今まで祖母に毎朝選んで貰ってた服を小学3年生の頃からは自分で選ぶようになりました。
少し痩せてきて、服装にも気を遣うようになって、前よりは見た目のことを言われる機会が少し減ってきて、私もしかしてちょっと可愛い?なんて勘違いしだした頃にクラスの学級新聞に男子が悪ふざけで書いたであろう可愛い女子ランキングが張り出されました。
もちろん私はランキング圏外。
私の悪口を言ってた子達がランクインしていました。
5年生の頃好きだった男の子に手紙で告白したのですが、同じ子が好きだったクラスの女の子も、私が告白したのをどこかで聞きつけて同じタイミングで告白していました。
その男の子に、1週間後にある地元の小さなお祭りの日まで告白の返事を待ってほしいなんて言われて、当時は少し浮かれましたね。
頭の中の花畑を盛大に散歩しながら2年間好きだった人と付き合えちゃうかも!なんて考えていました。
お祭りの日になって、クラスの他の男の子に待ち切れず
「○○くん返事どうするか聞いた…?」
って聞いたら
「可愛い方選ぶでしょ(笑)」
と言われて。
結果私が振られてもう1人の子と付き合い始めました。
5、6年の頃の男の担任は可愛い女の子には特別優しい先生でした。私には至って普通でした。
負けず嫌いで成績が常にトップだった私はカースト上位のちょっと派手目な女の子に目をつけられることが多くて、最終的にクラスから居場所がなくなっていました。
友達がいなかったわけではありません。
ですが、私とその友達だと思っていた子との関係はかなり薄っぺらいものでした。
カースト上位の子がいる前では私の事はその子の命令で無視。
その子がいなくなってから掌を返したように話しかけてくる。
そんな程度だったので、今思えば友達だったとは言えないかもしれません…。
何を信じれば良いかわからなくなって、現実は諦め始めて。
気付けば家にあったノートパソコンを使ってネットに入り浸るようになりました。
ネットで出来た友達と話している時間だけが私の唯一の楽しみでした。