今日も独り

過去のことを振り返ったり、立ち止まったり。気が向いた時に書きにきます。

若いだけ。

16歳で自立せざるを得なくなった時、若いから出来なかった事が多くて自分の年齢に頭を抱える事が多かったです。


1番困ったのが契約の時でした。

ほとんどが年齢を理由に出来ませんでした。


家を借りないと住む場所もなかったので、祖父母に状況を説明してかわりに契約だけしてもらいましたが、それでも実際に住むのが私となると断られてしまう家が大半でした。

携帯会社も同じく私自身の名義では契約出来ませんでした。

これも同じく必要不可欠だったので、どうにか18歳まで契約は祖父母に頼みましたが、途中携帯が故障してしまった際に代替え機を貸してもらえなくてしばらく携帯なしで過ごした事もありました。



アルバイトをするにしても、高校生では職種も限られてしまいますし働ける時間も限られます。

労働基準法をしっかり守っているようなホワイトな働き先では当然月の生活費など足りるわけもなく、当時の私からしたら1日に12時間働かせてくれて何連勤もさせてくれるバイト先の方がありがたく感じました。


何をするにしても社会に出て生きていると、10代の頃は大体親のことを聞かれる事が多く肩身が狭く感じていました。

年齢だけで舐められることや馬鹿にされることも多かったです。


思い出しながら書いていたらきりがないですが、他にも色々と悩む場面が多かったです。



でも何よりもいくらお金を払うのが私でも、どうしても私1人で解決できない物事で祖父母に迷惑をかけてしまうことで胸が痛かったです。


私が一刻も早く大人になりたいと思っていたのはそれが一番の理由でした。

誰にも迷惑なんてかけずに、1人でなんでも出来るようになりたいと毎日ように思っていました。



20代の今でも、当時の記憶があるせいか若いねと言われると複雑な気持ちになります。

もちろん悪い意味で言われているわけじゃないのも理解しているつもりですが、それでもなんだかなぁと心の中で思ってしまいます。

きっとこれは損な考え方なんでしょうね。